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(回答先: <南京大虐殺>旧日本軍の元兵士102人を調査 近く出版 投稿者 小市民 日時 2002 年 7 月 13 日 23:16:38)
86歳位の「元兵士」と言うのは、南京「大」虐殺事件当時に21歳位のペーペー兵士だったはずだね。これら元「一兵卒」が、悪びれもせずにあれこれの戦争犯罪行為を語ったのは、責任感も乏しいという事だがね。責任感が生まれるのは、責任ある立場を任される人間でしかないとしてもね。
その無責任さは、日本的なヒエラルキー社会の弊害だと言えるかもしれないね。しかし、元一兵卒たちのように、あの世からお迎えの来る歳になりながらも自分の行為に改悛の情さえ無いままでは、救いの無い一生になるね。だから、南京虐殺の事実を日本人皆が知り、確認する国民的な義務があったのだね。それが、文部省やらメディアやらの反対で、進まなかった事もまた事実でね。
しかし、こういう証言が公刊されるのは、石原慎太郎などのように、南京虐殺を否定する事が政治活動であるような分子にとって、大打撃となるだろうね。この手の売文家達は、売文活動が政治活動なのだから、下々の「一兵卒」の証言が「読むメディア」になってゆく事は打撃だからね。しかし、それは日本社会の風通しを良くする事であり、結構な事のはずだがね。
しかし、また「文藝春秋」のような雑誌が、「自虐史観」だと言うキャンペーンを仕掛けるかも知れないね。それは、彼らの勝手だろうがね。文藝春秋が一流雑誌であり「ステータス」である限り、キャンペーンも可能だろうしね。しかし、経済低迷のご時世で、文春のステータス性を演出する一流企業の広告掲載が確保できるかどうかは、予断を許さないだろうがね。
文春と言えば、ライバルを自認する「噂の真相」だろうね。ライバルとは言え、双方とも人的交流があるらしいのだがね。「噂」は、文春と逆に、風俗産業関連広告で潤っているらしいね。文春は一流企業で噂真は風俗産業という、一種「住み分け」がある事が興味深いね。
どちらのメディアも広告収入で潤い、それによってそれぞれステータス性や大衆性を演出しているのだね。しかし、どちらも小泉政権の中国船撃沈を「北朝鮮工作船」撃沈と報道しているらしいのが、また興味深いと言えるだろうね。偶然の一致だと、言うべきかどうかね。
小泉政権は、中国船撃沈の海賊行為でも、あるいは小泉自身に浮上した口利き土建汚職疑惑でも、退陣に追いやるに足りる疑惑には事欠かないはずだね。しかし、文春も噂真も、これは「自粛」しているみたいだね。報道自粛をしているのでは、ジャーナリズムとは言えないね。
日本メディアは、日本人の無根拠な自信を取り戻す事が肝心だと勘違いしているみたいだね。あれこれと、過去の栄光に浸るだけのテレビ番組や書籍が溢れていたりするようでね。しかし、日本人が日本の再建をするのに必要な事は、過去の栄光でもなんでもなく、過去の罪や失敗と向きあう事だろうね。「南京」は、その一つに過ぎない。これすらも咀嚼でき無いとしたら、日本人にはどんな未来も無いという事になるね。