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(回答先: 米国流「自由主義・民主主義」への完全なる鎮魂歌。民主主義はここに歴史の幕を閉じる。「アラファト選出は認めぬ」米、議長選に強い警告【朝日】 投稿者 長兵衛 日時 2002 年 7 月 01 日 14:00:11)
おっしゃるとおり、異常ですね。病いがこうじているとしかいえませんねえ。ただ、アメリカ憲法は発足当時から民主主義を偽装的にとりいれているだけで、民意を問い入れないよう巧妙にできています。民主主義をプロパガンダ的に誇らしく歌い上げたのもヒトラーと戦う西側陣営を束ねるときのウイルソン大統領以降であり、それ以前は民主主義というのはむしろ侮蔑的な響きを持っていました.
アメリカ政府は発足時より今日まで、一貫して超富裕支配層に乗っ取られているのが現実です。憲法制定の際の内部での議論報告書もリアルタイムで一般に発表されなかっただけでなく、制定後50年間封印されたほど、超富裕層から構成される憲法制定委員会はその権力機構乗っ取りの邪意を一般民衆に知られたくなかったのです。このように、非公式の権力サークルによって公式の権力機構が乗っ取られてきているのがアメリカ権力メカニズムの真実です.ただこれまでは、非公式の権力サークルの本音が公式の権力機構から表明されることはなかったのですが、今回の発言は露骨に、非公式権力サークル側の意図が端的に表明されたというところに、時代を画する何かを読み取ることができます。何かが今かわったのです。今後、米国政権を配下におくパワーエリートは、公式の権力機構を通じ、オブラートに包んだような言い方ではなく、直接的に、世界に対する支配意志を表明しかつその実務を断行していく旗幟を鮮明にしたといえるでしょう。米国独裁、全体主義は今姿を現わしつつあります。もう誰に何と思われてもかまわない、と居直ったように決意した瞬間がここにあります。
今回の発言により、イスラム陣営のアメリカに対する悲憤慷慨と憎悪はいやまし、臨海点にさらに近付くことになるでしょう。アメリカへ中枢部への反撃の準備はかえって加速することでしょう。いずれにせよ、アメリカがパレスチナ問題につき第三者的に調停するふさわしい位置にないことだけは確かですし、アメリカに、パレスチナ問題を解決する意志は全くないことを今回の人を馬鹿にしたような声明で読むことができます。
次は我が身であり、日本の首相も、露骨にアメリカの御墨付きがないと選出されないようにさせられるでしょう。小泉氏が既に事実上米国パワーエリートの代理人であることはその政策体系から見て余りにあきらかではありますが。