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http://www.asahi.com/international/update/0701/002.html
「アラファト選出は認めぬ」 米、議長選に強い警告
米ブッシュ政権の高官は30日、来年1月のパレスチナ自治政府の議長選でアラファト現議長が選出された場合の対応について、「新しいアプローチは期待できない」(パウエル国務長官)、「テロに取り組まない政権は相手にできない」(ライス大統領補佐官)などと相次いで語り、現議長の選出は認めない米国の方針を明らかにした。
ブッシュ大統領は24日に発表した中東和平構想で、名指しは避けたもののアラファト議長の退陣を要求した。パレスチナ側は「指導者を選ぶのは我々だ」として反発し、議長本人も自身の出馬を前提に来年1月の選挙日程を決めるなど対立が先鋭化していた。米高官の発言は、たとえ自由で公正な選挙であっても米国が反対するアラファト議長は認めない米国の強い意思を示したものだ。
パウエル長官は30日のFOXテレビで、「他の指導者が立ち上がり、パレスチナを内部から変えられるよう手助けする」として、政権交代に向けて米国が影響力を行使する考えを示した。ライス大統領補佐官はNBCテレビで、「パレスチナ民衆の指導者を米国が選ぶつもりはないが、選択によってもたらされる結果というものがあると言っているのだ」と語り、アラファト議長を選出しないよう強く警告した。(11:06)
コメント:他国が一国(一民族)の指導者選挙に介入できるなどという傲岸不遜もさるkとながら、これで米国は他国の選挙に関して「民主的に」「自由に」行え、などと言う資格を永久に失いましたね。もっともブッシュ自身がフロリダでの「不正投票」で選出された経緯があるから、「民主的選挙」を声高に唱えると墓穴を張ることを自覚しているのかもしれない。いずれにせよ公正で自由な選挙に基づく政治という米国流自由主義・民主主義の原則を米国自ら否定することになりましたね。このツケはかなり重く今後のしかかってくるかと。