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(回答先: Re: 9・11前日の盗聴情報や死んだはずのアルカイダ・スポークスマン録音テープの不可解 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2002 年 6 月 27 日 17:01:29)
アルカイダがまったく米英権力機構と“無関係”だとしても、米国&シオニストがイスラム世界に攻撃を仕掛けることを期待していると思っています。
それはアルカイダに限らないことで、パレスチナの政治勢力からイスラム世界各国の政治勢力までのある割合で持たれている意識ではないでしょうか。
米国&シオニストとのあいだで決着を付けなければ、パレスチナ問題もアフガン問題も解決しないし、“イスラム共同体”の存続(復活)もできないという論理です。
そして、ムスリムのどれだけ多くをその戦いに立ち上がらせることができるかが勝敗を決すると考えているでしょう。(自分たちの宣伝力と米国&シオニストの悪逆無道が頼り)
彼らは、彼我の軍事力優劣を理解しているので、米国本土を攻撃するという愚劣な作戦は採らないでしょう。(アフガニスタン・パキスタン・パレスチナの現在の情勢から、そのような余裕はないというのが本音でしょうが)
米国(+同盟国)&シオニストを自分たちの領域に引きずり込み、そこでゲリラ戦的に叩きたいと考えていると思っています。
一方、米国(+同盟国)&シオニストも、イスラムとの全面対決を望んでいます。
米国(+同盟国)は、ムスリムの根絶ではなく、イスラム法国家の根絶を目的にしています。利息の取得を禁じるイスラム法を筆頭に国家統治原理からイスラムを払拭したいのです。
目的として“資源収奪”が云々されていますが、これは、お金で解決できるものです。資源が目的であれば、お金を払っても、安定的に利用できないようになってしまう侵略を仕掛けたりはしません。
サウジアラビアやイランなどをパキスタン・マレーシア・インドネシアのような欧米法国家に変容させることが目的です。
シオニストは、それに乗っかるかたちで、「大イスラエル」を志向しているフシもありますが、とりあえずは、古代イスラエル(ユダ+イスラエル)の復活を目指すでしょう。
どちらも「全面対決」を志向しているのですから、このままでは流れは止められないでしょう。
止めるためには、米国を中心とした「先進諸国」の政権が異なる価値観を持つものに代わるか、サウジアラビアやイランが、イスラム法国家を放棄し、それに反対する勢力を根こそぎにするかです。
しかし、パレスチナという抜き差しならない問題が残っているので、それが、「全面対決」をじわじわと推し進めることになると考えています。
イスラム勢力が米国(+同盟国)&シオニストを引き込んで叩くというかたちで戦っていけば、厖大な犠牲者が出ますが、イスラム勢力が勝利すると予測しています。
ムスリムは信仰に支えられていますし、パレスチナの人々も失うものはないところまで追い込まれています。
米国(+同盟国)は傭兵で、彼らは、死を恐れ文明生活を捨てることもできません。
米国(+同盟国)&シオニストがそれに勝つためには、核兵器を使ってまでのムスリム根絶戦術を採るしかありません。(だからこそ、ブッシュ政権は、核兵器をことあるごとに語り、“免疫”を付けているのです)
米国を“槍”としている金融資本家とイスラムとの戦いであることを理解しないと、9・11以降の世界は見えにくくなってしまうと考えています。