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(回答先: 欧米でもお粗末な管理 身近に迫る核テロ IAEA 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 6 月 26 日 19:44:00)
06/27 10:17 米の核密輸対策は不十分 海外支援も成果挙がらず 外信27
【ワシントン26日共同】核兵器工場などから流出した核物質の
密輸を防ぐための米国の取り組みは関係省庁間の連携を欠くなど不
十分な点が多いとの調査報告書を二十六日、米会計検査院が発表し
た。
プルトニウムなど兵器級核物質の密輸事件は一九九二年以降、旧
ソ連圏諸国を中心に約二十件が発覚しているが、これらの国への米
政府の技術支援も十分な成果を挙げていないという。
報告書によると、米国内では国防総省、エネルギー省、国務省な
どがバラバラに対策を進め、同じような検査機器が二重に配備され
ている場所がある一方、担当者に最も単純な放射能測定装置すら行
き渡っていないケースもある。
米国は九二年から十年間で八千六百万ドルをロシアや東欧の約三
十カ国に提供。密輸核物質発見のための検査機器普及を進めてきた
。だが燃料代がないため検査車両が動かせなかったり、機器を扱う
人材の育成が進まず、お蔵入りになっている例などが多かった。
ロシアから密輸されたプルトニウム四百グラムが九四年にドイツ
で押収されるなど約二十件の兵器級核物質の密輸が摘発されたが、
報告書は「これは氷山の一角にすぎない」と指摘、密輸対策の強化
を求めた。
(了) 020627 1016
[2002-06-27-10:17]