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06/25 22:01 欧米でもお粗末な管理 身近に迫る核テロ 外信81
【ウィーン25日共同】国際原子力機関(IAEA)が二十五日
発表した報告書は、旧ソ連やアフリカ諸国だけでなく、米国などの
先進国でも放射性物質管理の実態が「きわめてお粗末」(IAEA
当局者)で「汚い爆弾」などを用いた核テロの脅威が身近に迫って
いることを示した。
報告書によると、米国では一九九六年以降、約千五百点の放射性
物質の行方が分からなくなり、その半数以上が回収できなかった。
欧州連合(EU)内でも年間約七十点が行方不明になっていると推
定される。
また多くの国で放射性物質の保管場所の一覧表すらなく、IAE
Aのエルバラダイ事務局長は「強力な放射性物質だけでも完全管理
下におくことが必要」と強調している。
IAEAは今年だけでも、アフガニスタン、ウガンダなどで専門
家チームが病院跡地などに放置されていた放射性物質を回収した。
当局者は「記録はあるのに発見できないものもあり、テロ組織の手
に渡ったものもあるのでは」と懸念している。
(了) 020625 2200
[2002-06-25-22:01]
06/25 22:01 汚い爆弾脅威とIAEA 百カ国以上で管理不十分 外信80
【ウィーン25日共同】爆発によって放射性物質を空気中にまき
散らす「汚い爆弾」の脅威が世界的に高まる中、国際原子力機関(
IAEA)は二十五日、コバルト60など放射性物質の管理が百カ
国以上で不十分で、行方不明の物質も全世界で数千点と推測される
との報告書を発表した。
報告書は、ほとんどの国で放射性物質の入手は容易となっており
「危険な爆弾」がテロの手段として使われる危険性は高まっている
と指摘。国際協力による放射性物質の早急な管理体制構築が必要と
している。
報告書によると、世界中の放射性物質の総数は数百万に及ぶが、
百カ国以上で適正な管理のための最低限の設備すらないのが現状。
米国や欧州連合(EU)でも行方不明事案は報告されており、旧ソ
連諸国などを中心に所在の分からない放射性物質の総数は数千点に
上るとしている。
一方で、旧ソ連諸国で行方不明となっている放射性物質の捜索、
回収のため、ことし六月に米国とロシア、IAEAが協力関係を結
ぶことで合意するなどIAEAを中心とした核テロ防止に向けた国
際協力が進展していると言及。今後はIAEA未加盟国にも協力を
広げたいと呼び掛けている。
(了) 020625 2200
[2002-06-25-22:01]