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(回答先: アラファト議長、米の退陣要求を無視(CNN) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 25 日 16:33:33)
06/25 16:48 絶体絶命の政治的危機 米に見放された議長 外信79
【エルサレム25日共同】ブッシュ米大統領が二十四日、パレス
チナ暫定国家樹立にはアラファト・パレスチナ自治政府議長の交代
が不可欠との姿勢を明確に打ち出したことで、アラファト議長は絶
体絶命の政治的危機を迎えた。
イスラエル軍は同日未明、ヨルダン川西岸ラマラに侵攻し、議長
府を包囲。施設内にいる議長は現在、再び監禁下に置かれる窮地に
立たされている。
ブッシュ大統領は中東和平をめぐる新方針で「アラファト抜き」
の和平再構築を打ち出した。新方針の実現は困難とする見方もある
が、米国から完全に見放された形の議長は深刻な立場に追い込まれ
ている。
世界的規模の対テロ戦争を主導する大統領の新方針は「アラファ
トは和平のパートナーではない」とするシャロン・イスラエル首相
の主張に沿ったものといえる。
国際社会からテロ抑止を求められた議長は、武装闘争継続を求め
る過激派との対立を避けるため、過激派摘発には本腰で取り組んで
こなかった。
その結果、自らが率いるパレスチナ解放機構(PLO)主流派フ
ァタハの武装組織の暴走さえ抑えられなくなり、指導力が大きくそ
がれた上、国際的信用も失った。
最大の和平仲介役である米国が議長に「退陣要求」を突きつけた
意味は重大で、イスラエル紙ハーレツ(電子版)は「パレスチナ民
族解放運動の不死身の指導者とされてきたアラファトは、ブッシュ
大統領によって政治的に暗殺された」と論評した。
(了) 020625 1647
[2002-06-25-16:48]