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テロ前日傍受の通話、アフガン・サウジ間のものだった
2002.06.21
Web posted at: 06:16 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米国家安全保障局(NSA)が昨年9月10日、同時テロ前日に傍受していた秘密通話は、アフガニスタンとサウジアラビアの間で交わされた電話だったことが20日わかった。当局者によると、アフガニスタンで話していた人物は、テロ組織アルカイダと関係があるとみられている。
この通話は19日、明らかになった。「試合は明日はじまる」「明日が午前零時(開始時刻)だ」などという内容だが、アラビア語から翻訳されたのはテロの翌日だったという。また、通話していた人物は特定されていない。
複数の連邦議会筋によると、NSAの傍受内容は18日の上下院情報特別委員会の合同秘密聴聞会で明らかにされた。
聴聞会でNSAのヘイデン局長は、なぜ傍受した通信の翻訳に2日もかかったのかと質問され、NSAが連日膨大な量の情報を入手するため、すべてを即刻解析するのは不可能だと説明したという。
情報機関筋は、仮にテロ前に翻訳されていたとしても、この通信内容をもとに具体的な予防策をとるのは不可能だったと話している。