現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
ドイツ金融界などとロシア政府が、ドイツ国内の取引所でロシア産原油のユーロ建て先物取引を取り扱うことを検討していることが分かった。3日付のドイツ経済紙ハンデルスブラットが報じた。
サウジアラビアに次ぐ世界第2位の原油輸出国で、石油輸出国機構(OPEC)非加盟国であるロシアの国際エネルギー市場での地位を高め、OPECの価格支配力を弱めることが、ドイツとロシアの経済に寄与するという。
原油取引は大半がドル建てのため、ユーロ建ての先物取引とすることでドイツはドル一極支配の打開につなげることが可能。ロシアもユーロに分散することで原油収入の安定化を図れる利点がある。
ドイツ銀行などが前向きな姿勢を示しており、取引場所はハノーバー商品取引所が有力。プーチン大統領に近いロシア下院の代表団が近くドイツを訪れ、銀行関係者らと協議する。
ドイツは石油危機後、OPECへの原油依存を弱め、ロシアからの原油輸入シェアは現在約30%。対ロシア最大の債権国でもあり、プーチン大統領もドイツへのエネルギー安定供給を表明している。(共同)