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(回答先: 印パ両国、戦術核を実戦配備か パキスタン紙報道〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 28 日 21:14:21)
ムシャラフ演説を好戦的と非難 テロ対策不十分とインド
2002.05.28
Web posted at: 21:46 JST
- CNN/REUTERS/AP
ニューデリー――インドのシン外相は28日会見し、パキスタンのムシャラフ大統領が前日行った「(インドが戦争を仕掛ければ)全力で対応する」「最後の血の一滴まで戦う」などとした演説に触れ、「失望した。危険かつ好戦的な発言である」と厳しく非難した。しかし、最初に核兵器を使用しないとのインドの方針は堅持するとも指摘、印パ関係の緊張が高まる中で、一定の自制を示す配慮も見せた。
ムシャラフ演説に対するインド政府初めての公式反応で、「(パキスタン側がこれまで)表明し、今日まで実行されていない保証の繰り返しである」と指摘。帰属権を争う、カシミール地域でインドが主張するパキスタン支援のテロ組織が侵入行為を繰り返していることへの問題意識の欠如にも触れ、パキスタンは「テロの震源地」になっているとも糾弾した。
ムシャラフ大統領は演説で、カシミール問題をめぐるインドとの緊張が「最も高い状態にある」としながら、戦争は望まないとも強調していた。パキスタンはこの演説の前後に核弾頭搭載可能なミサイル実験を2度実施。28日にも、新型の地対地型短距離ミサイル「ハトフ2」(別名アブダリ」の発射実験を行っていた。
インドが批判する同国に侵入するテロ組織の活動については否定していた。
シン外相はまた、ロシアのプーチン大統領が働き掛けるカザフスタンでの印パ首脳会談の実現について、「可能性は低い」と否定的な見解を示した。
一方、ストロー英外相が28日、パキスタン入りして同国のムシャラフ大統領らと会談、緊張緩和に向けて自制を求めたとみられる。外相は、越境テロの抑止や政治対話の開始などを促す意向を表明しているが、大統領の反応は不明。外相は同日中にインド入りし、シン外相と29日に協議する見通し。