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(回答先: アラブ諸国は米、提案の中東和平会議に参加を 投稿者 ほくめん 日時 2002 年 5 月 19 日 00:31:07)
アラブ側が言うのは、現在の事態が続く限り「参加」は不可能だと言うのだね。参加したくないという意思の問題では無い。そもそも、イスラエルはこの国際会議にパレスチナ代表であるアラファト自治政府議長の参加を認めないと発言しているのだからね。
アメリカ国務長官パウエルも、安全担当大統領補佐官ライスも、イスラエルの要求を基本的に支持している。アラファトを除外して、国連やEUやロシアやアラブ諸国の一部親米国家だけで会議を進めれば、それがアメリカの中東政策の利益になるからだがね。しかし、それをアラブ連盟が支持する事は「不可能」だという事だ。それは当然だろうがね。
アラブ諸国でも、ダブヤのテキサスにある牧場を訪問したサウジ外交使節団が、パレスチナ中東和平提案を打ち出している。ダブヤの牧場を訪問させてもらえたのは、サウジとイギリス首相だけなのだがね。この和平提案でも、和平条件の一つとしてイスラエルの撤退を要求している。
それだけではなく、この和平案でも、エルサレム市の東半分をパレスチナの首都として引き渡すようにイスラエルに要求しているのだね。この要求がパレスチナ側から撤回される事は考えられない。シャロン首相がアラファト自治政府を会議から排除しようと画策しているのは、それが理由でもある。
シャロンが戦犯であり、何時なんどき法廷に引き摺り出されるか判らない身の上である限り、シャロンがアラファト自治政府の「抹殺」を画策する事は必然だ。イスラエルが、シャロンのような犯罪者を首相の座から引き摺り下ろさない限り、この画策は止まないのだね。そして、イスラエルのパレスチナ攻撃も止まない。
イスラエルがパレスチナを攻撃するから、パレスチナ人もイスラエルに反撃するのだね。イギリスのBBCでは、この因果関係を逆転して欺瞞報道をし、それが物議を醸しているがね。そこのところを誤解していながら、「北面武士」を自称していてはいけないだろうね。
戦争犯罪人のシャロンは、犯罪人として裁かれたくない一心でイスラエル軍をパレスチナにけしかける。シャロンも、文字通りに必死だからね。だから、パレスチナ人の「特攻攻撃」も止まないのだね。そこのところを逆に解釈してはいけないのだね。
そもそも、ほくめんのように「特攻」を「自爆テロ」と呼ぶのは、木村愛二なみの偏向だね。木村愛二と同程度で「北面武士」を自称しても、アラブ連盟を会議に参加させる事はできそうにない。中東紛争問題は、日本人の手の届くような所には存在していないのだからね。