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「日本の非政府組織（ＮＧＯ）である「救え！北朝鮮の民衆　緊急行動ネットワーク」（ＲＥＮＫ）の幹部が、中国・瀋陽の亡命者連行事件の発生前に、日本政府の情報担当部門に対して北朝鮮住民の亡命事件が起きる可能性を指摘し、対応を求めていた」

この記事の内、「日本政府の情報担当部門」の詳細が不明になっている事が興味深いね。そもそも、共同通信もこの情報担当部門と同じく、事件の起きる前に似たような「支援組織」から「駆け込み」の情報を送り付けられていたと言うがね。世界に配信されているビデオ映像もスチール写真も、そのような経緯があって撮影されたものなのだね。

となると、共同通信などの日本のメディアとこの「日本政府の情報担当部門」がどのような連携でこの事件に関係したのかが問題になるのだね。この事件は、日中関係のトラブル問題として国際報道されている。しかし、中国を非難する日本国内の報道姿勢とは距離がある。これも、２００１年１２月の中国船撃沈事件と同じ流れで起きた「プチ陰謀」ではあるようだがね。

しかし、全体として、日本政府と日本メディアが関係した「やらせ」事件の臭いが強いのが難だろうね。そして、その時期も問題だがね。そもそも、日本政府は、中国や北朝鮮とトラブルを起こしている余裕の無い時期にあるのでね。その理由は、言うまでも無いはずだがね。

瀋陽亡命未遂事件は、日本政府の情報担当（またも内閣調査室という事になる）と日本メディアが演出したプチ謀略と言う事になりそうだね。その「陰謀」の稚拙ぶりが問題になりそうだがね。領事館の向かいの建物にカメラを据え付けて、駆け込み亡命者たちが事件を起こすのを待つという不自然さがね。

この事件が、事前情報に基づく演出だったという事になると、問題の亡命者たちもその陰謀の被害者という事になる。しかも、亡命を失敗させてしまった事になり、謀略問題はさらに深刻化するだろう。２００１年１２月の中国船撃沈事件と同じで、この事件で「北」や中国を非難や挑発できないとなると、日本政府「情報担当部門」の実力の程が暴露される事になるからだね。

策士は策して策に溺れると言う。日本政府のやる隠微な謀略は、どれもその手の陰謀だね。これは、最近の数々の事件から判る事実だ。木村愛二のように、それも理解できない謀略説家も多いがね。その事実からしても、日本政府が末期症状にあるのは良く判るだろう。これはアメリカ政府のチャベス政権転覆失敗問題と同じで、末代までの笑い草になる。

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