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(回答先: NATO外相理事会、露と新理事会設置で合意へ〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 5 月 14 日 23:35:43)
北大西洋条約機構(NATO)の外相理事会が14日、アイスランドのレイキャビクで開かれ、19加盟国とロシアから構成される「NATO・ロシア理事会」の新設や機能について合意、同日午後、常設合同評議会でロシアの承認を得る見通しだ。テロ対策や大量破壊兵器の拡散防止などの分野で共通政策を決定するための機構で、28日にローマで開催するNATO・ロシア首脳会議で合意文書に調印、発足する。
ロバートソン事務総長は冒頭、「新しい理事会は冷戦の終わりを告げる歴史的な出来事だ」と述べた。
新理事会は、軍事行動の発動などを決める19加盟国の最高意思決定機関「NATO理事会」とは別に設立される。ロシアはNATO加盟国と対等な立場で一定分野の意思決定に参加する。テロや大量破壊兵器拡散対策のほか、平和維持活動、救助・救難活動、国際犯罪、ミサイル防衛問題などを対象とすることが決まっている。
新理事会の構想は、昨年9月米国での同時テロ事件後、米ロの対テロ協調が強まるなかで浮上。昨年11月の米ロ首脳会談を機に、具体化の作業が急ピッチで進んできた。レイキャビクでは、戦略核の削減合意をめぐりパウエル米国務長官とロシアのイワノフ外相の会談も開かれる。
また、理事会は東方拡大の候補国としてクロアチアを新たに加えることを合意した。これにより、候補国は10カ国になる。(21:41)