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(回答先: アフガニスタン・ジハードニュース(6/17) 投稿者 ドメル将軍 日時 2002 年 6 月 18 日 00:30:16)
【カブール17日=岡田滋行】アフガニスタンの緊急ロヤ・ジルガ(国民大会議)は17日、予定を1日延長して、引き続きシューラ(評議会) の委員選出方法などを討議した。暫定政府の国家元首になるカルザイ 暫定行政機構議長は、各派の代表らと調停案をまとめる作業を続けているが、ロヤ・ジルガ会場から多数の代議員が退席するなど、混乱が続いており、新政権発足の日程にも暗雲が漂い始めた。議長団は、会期を再延長して事態収拾を図る方針で、カルザイ氏の指導力が問われる局面となっている。
17日の審議で、ロヤ・ジルガのカシミヤル議長は、当初は審議冒頭に予定されていたカルザイ氏の調停案提示を午後3時(日本時間同7 時半)に設定し、それまでは代議員の意見表明を続ける方針を明らかにした。このため、代議員の間に不満が高まり、「退屈な演説は聞き飽 きた。新政権を我々に選ばせないための議事引き延ばしだ」(北部出身)などとして、午前中に半数近くの代議員が退席する異常事態となっ た。
カルザイ氏は、行政の監視機関で「暫定議会」的な機能を併せ持つ シューラに新内閣人事を諮る方針で、これが、ロヤ・ジルガでは、当然、新政権人事が協議されるものと思い込んでいた代議員の反発を買う結果となっている。
カルザイ氏は午後6時過ぎ、ようやく演説を開始した。
昨年末のボン合意は、今回の緊急ロヤ・ジルガについて、「暫定政府の元首、機構、主要な人事を決める」と規定している。カルザイ氏側は、「主要閣僚だけで十分。すべての閣僚を選出する必要はない」(アシュラフ・ガニ顧問)との立場を取り、ロヤ・ジルガ閉会後、ボン合意か ら6か月となる今月22日までに組閣を終えて新政権を発足させるというシナリオを描いている。
だが、ロヤ・ジルガの会期延長で、日程的にもシナリオが狂い出しており、各派の協力を取りつけつつ、この混乱をいかに収拾するか、カルザイ氏の手腕が問われている。
(6月18日00:48)