(回答先: ヘロデの呪い―暴かれたユダヤ古写本 投稿者 訳者解説 日時 2002 年 4 月 29 日 02:26:46)
ヘロデの呪い 暴かれたユダヤ古写本
ローレンス・D・H・ローレンス
アウド・カウリー
林陽:訳 中央アート出版社
秘密結社フリーメーソン。その閉じられた秘密主義故に
色々な推測を呼ぶ組織である。そして「トンデモ本」を
含めると無数の本が書かれ、世界制覇を目指していると
そんな影の大ボス的イメージの組織だ
むろん自由・平等・博愛という近代世界の基本理念と合致する
素晴らしいイメージの場合もある
その秘密結社の正当な継承者の子孫のひとりローレンスが
暗殺された(ユダヤ教からキリスト教に改宗)祖先ヨナの
遺志を継ぎ創始者の正当な男児のみに継がせる結社の
記録を公開(出版)するという事をしたからだ
1894年のブラジル大統領デ・モラエス氏推薦という
内容はメーソン(石工)なる組織がユダヤの王ヘロデが
当時拡大していったキリスト教徒に危機感を覚えて
信者の撲滅を考えて組織したのが始まりと言う恐ろしい
内容だ。そしてその趣旨は社員には隠さねばならない
メーソンリーの起源は発見された古文書であると言う事に
しておき古さを偽装する、というのがメーソンリーの起源
この本をそのまま鵜呑みにするか、出回っているトンデモ本
とみるかは読者次第と言う所。地下鉄サリン事件の時
彼らカルトがフリーメーソン陰謀説などを唱えていたという
そのように踊らされる事のほうが危険であろう
あくまで情報のひとつとして読むのが賢明だ
押収された文書から、イルミナティの革命計画が露見しているが
その戦略は「混沌から秩序」と呼ばれていた
革命により旧体制を滅ぼし、がれきの中から、目的にあった
新体制をつくりあげるというのである。世界統一政府を目標と
する彼らにとって邪魔になるのは、何よりも愛国心とそれに
密着する保守的宗教だ。
日本もその犠牲者になったことをご存知だろうか。
原爆によって奪われた数十万人の無実の庶民の命とともに
日本人は愛国心も宗教心も同時に破壊された。今や日本人は
世界でも珍しいほど、無宗教の民に成り果て、宗教がなくなった
心の隙間を、アメリカニズムと言う名の物質主義、友人や同僚を
足蹴にして出世するメーソン流の競合成功哲学、何でも
一つにしたがる霊的グローバリズムが埋めている。それが
日本人の尊い霊性をいっそう堕落させている
と前書きの訳者、林氏の文章もものすごい
ちょっとうなずきたくなる。人は属する国(団体)に無意識に
依存し敬愛する。愛国心は普通なら持っている
ふだん骨抜き(林氏の言葉で言うと)にされた愛国心も
時折日本人も顔を出す。物質的に豊かな私たちが次に求めるのは
物質以外のものだから。精神という形の無いモノ。そのひとつが
ナショナリズムであったりする。それをこのような文章は
くすぐってしまう
世界と協調しつつ日本人としての核を育てると言う事は難しいが
それが出来た時私たちは物資によらない財産を得るだろう
林氏はテロ事件にも触れている
ブッシュが即座に「十字軍」の言葉を出したのに対して
ビン・ラディンは「ジハード」を宣言した
世界はこの動きを敬遠しているが(略)いやでもキリスト教
ユダヤ教、イスラム教の、世界三つ巴の宗教戦争とならざるを得ない
それを望んでいる者たちがいるのである
宗教そのものはなくならなくとも、骨抜きにしたいと彼らは考えている
この言葉が真実でなくても、そう信じても仕方ないような
現在の状況に世界はなっている
世界統一政府と言う概念は至る所で語られる
「せかいはひとつ」子どももそんな風に教育される
それが本当にいい道かどうか誰も考えない
わたし案は(笑)世界妥協政府というのがオススメ
異文化を一つにするのは無謀だ。何とかギリギリで折れ合う
そんな国連の妥協版がいいだろう
人は(国は)高潔でも偉くも無い
食うために悪い事もするし恥ずかしい事もするのだ
そんな民衆の集合体が国だから・・・
支配されてもテキトウに食えて幸せならいい・・・
そんな考えもまた庶民なのだ
現在はキリスト教徒も取りこんで拡大しているらしいこの
結社。数年前に私はテレビで日本支部なるものを見た
気がするが?誤解だろうか?ユダヤ教に起源があるならば
日本支部というのもなじまないので。ただ日本支部の社員
というのは大人物が多いとか?(わたし発の情報なので
信用しないで欲しい。笑 だがそういう番組を確か観た)
トンデモ本か、世界を震撼させる本か・・・あなたの判断は?
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/9728/ho12.htm