(回答先: 耐用年数が切れた西欧文明 投稿者 ビルダバーグ 日時 2002 年 4 月 23 日 13:32:27)
ビルダーバーグさん、こんにちわ。
私も9・11について自説を書いてきましたが、報道された内容からの類推でしかないもので、書いた内容が9・11の全貌だとか、9・11が字句通りに行われたとかを主張したかったというより、読んだ方の思考を刺激し、違った視点からの見方やより深めた考察を提供してもらえばという気持ちが強いものです。
「決定的証拠は露見していません」が、9・11空爆テロについては、ブッシュ政権が実行者だと考えなくても、「米国の権力機構は、緊急事態に対応力がない“無能者集団”であり、その後の捜査実態から“テロリスト擁護者”でもある」という見方をするだけで十分だと思っています。
逆に、これまで報道されてきた内容に基づいて、ウサマ・ビンラディン氏やイスラム過激派(アルカイダ)の犯行だというブッシュ政権の主張を真に受けている人は、自己判断力を喪失しているか放棄してしまっていると考えています。
9・11空爆テロそのものに入り込まなくても、その後の捜査で証拠を隠蔽していることだけで、ブッシュ政権の実像はわかります。
ブッシュ政権が“テロリスト擁護者”である証拠は、9・11の証拠を隠していることです。
(9・11とブッシュ政権の関わりについては、今のところ、それだけで十分だと思っています)
以下、思いつくままの「証拠隠蔽」の羅列です。
9・11空爆テロで破壊された航空機のフライトレコーダーとボイスレコーダーの内容も未公開です。WTCに激突した2機のそれらについては、発見されたかどうかさえ公表されていません。
(WTCの残骸から取り出された時計やメガネがきちんと並べて保管されているのですから、頑丈に保護されているそれらが見つからないわけはありません)
9・11空爆テロの犠牲になった4機の明確な離陸時間も飛行経路もきちんと公表されていません。
9・11空爆テロの犠牲になった4機の乗客名簿も完全には公表されていません。
9・11当日の北米防空司令部の行動も公表されていません。
9・11ハイジャックに対して、州空軍戦闘機5機のみがスクランブルをかけ、連邦空軍がスクランブルしなかったのか説明されていません。
9・11当日に航空管制センターで勤務していた管制官の証言もとられていません。
9・11当日にヒルトンホテル51Fに持ち込んでいた航空無線機の機能や性能について説明がありません。
倒壊前のWTCで様々な爆発が起きたことの説明がなされていません。
WTC倒壊の原因を公的に調査する立場にいる人たちが検証する前に、鉄骨が処分されています。
ピッツバーグ郊外で墜落したUA93便が、なぜ、ハイジャック発生がわかっている8:42(WTCノースタワーに激突する3分前)にマンハッタンの対岸にあるニューアーク空港を離陸し、その後も9:30頃まで“順調に”飛行を続けてしまうという事態に陥った責任が誰にあるのかも明確にされていません。(8:30までには北米防空司令部に2機ものハイジャックが発生したことが通報されており、航空路はシャットダウンされていなければなりません。FBIはUA93便が8:02分に離陸したと嘘を公表しています)
9・11の前日に証券取引所でUAやAAそして損害保険会社の証券などを大量にから売りしていた主体が誰なのかもあきらかにしていません。
ペンタゴンに航空機が激突したときに撮影されていたビデオも、写真に落としたものしか公表していません。
国民に「報復戦争」を訴えるとともに、世界に対しても「自分の側につくのか、テロリストの側につくのか」と恫喝し支持を求めた米国の統治者であれば、“責務”として当然のように明らかにしなければならないことを隠したままにしています。
ブッシュ政権が主張しているように、アルカイダ(ビンラディン氏)がテロ実行者であれば問題なく明らかにできることを明らかにしていないのです。
9・11空爆テロに関して、事実を解明しない姿勢を貫き、わかっている事実さえ公表しないブッシュ政権は、“最低でも”、9・11空爆テロの“擁護者”であると判断せざるを得ません。
>もし、米国やイスラエルの諜報機関等の自作自演テロだとしても、大きな疑問は「W
>TCに爆弾を仕掛けて破壊し、これをアルカイダの犯行だ、としてしまえばいいわけ
>で、なぜ、ジェット機を突っ込ませるといった大掛りなオペレーションが必要だった
>のか」が、分かりません。
9・11は、「大戦争」の幕開けを告げる華々しい“ショー”として企画されたものです。
「大戦争」を始めるために、全世界の人々に死ぬまで忘れられないほどの衝撃を同時体験させるかたちで実行したかったのです。
「WTCに爆弾を仕掛けて破壊し、これをアルカイダの犯行だ、としてしまえばいいわけ」と言われますが、見えないかたちのほうがかえって疑念を生むことになると思います。93年に爆弾テロが実行されたWTCが、厳重な警備にも関わらず再び爆弾を仕掛けられ、倒壊させられたというほうが“不自然”です。
衝撃という点から言っても、陰でやられたことよりも、陽が当たる舞台で演じられたもののほうがより効果的です。
航空機を激突させたWTCにわざわざ爆弾まで仕掛けたのは、やはり、確実にWTCを倒壊させ、観客の衝撃度を高めるためだったと思います。(ついでに、CIAやFBIの事務所にある証拠書類や危険人物を消し去るということも考えたと思いますが)
西欧諸国や日本を巻き込んだ「反イスラム大戦争」(この後に「超国家世界支配」)の幕開けとして位置づけたものですから、9・11は派手で悲惨で衝撃的なものでなければならないと考えたのでしょう。
ナチスを育て「真珠湾奇襲攻撃」を仕掛けてまで第二次世界大戦を引き起こした連中の流れを汲む連中ですから、あれくらいの“見世物”はつくるでしょう。
今回の戦争は、国家を超えた世界支配を実現するための総仕上げと位置づけられているようですから、その意味では第二次世界大戦を超える意義と重要性を持っていると考えているはずです。
ブッシュ政権が、「対アフガニスタン戦争」の目的であったビンラディン氏の拘束もしくは殺害を遥か遠くに置いていることからも、9・11が「大戦争」に向けてのたんなる突破口であったことがわかります。
シャロン政権の「パレスチナ人虐殺戦争」も、「大戦争」促進のための突破口の一つです。
「対アフガニスタン戦争」も「パレスチナ人虐殺戦争」も、“実利”的なものを内包してしますが、より大きな目的は「対イスラム戦争」→「超国家世界支配」の露払いです。
「グアンタモナ基地問題」も含めて、それらを見せることで、アラブ諸国やムスリムがブチ切れてことを起こすよう策動しているのです。
反ブッシュ政権や反イスラエルの流れが強くなり、9・11の衝撃も薄れてしまったと判断すれば、どこかで「イスラムのテロ」が発生することになるでしょう。
また、“大義”実現のためにブッシュ政権が使い物にならないと判断したら、躊躇なく切り捨てるでしょう。
>これだけのオペレーションをやるためには、関係者も大勢、必要で、秘密が漏れる危
>険も飛躍的に高まります。この点を納得させる説明がうまくつきません。ハイジャッ
>ク機の激突、という事実を後知恵的に陰謀論に仕立て上げよう、としている、という
>印象で、無理、作為が否めません。
米国の愛国者サイトや日本や欧州のサイトが「9・11陰謀論」をどんなに書きたても痛くも痒くもないと考えているでしょう。
イスラム諸国では、「9・11陰謀論」が多数派の見方です。
日刊紙やTVという主要メディアを抑えているかどうかが問題になるだけで、「極右危険集団」や「陰謀論愛好家サイト」が何を吠えても問題にはなりません。
「秘密が漏れる危険」については、主要メディアがそれを取り上げない限り黙殺できます。
逆に言えば、主要メディアが、事実にが基づかないがもっともらしい論理構成で「9・11陰謀論」をブチ上げれば、世論は大きく変わります。
実行グループ関係者の証言も、主要メディアが相手にしなければ問題にはならないし、ハイレベルの人物であれば“自殺”に追い込むこともできるので、たいして気にしていないでしょう。
100年以上(数千年とも言えますが)も“実績”を積み重ねてきたのですから、世論操作については自信を持っています。
9・11を仕掛けた連中は、多くの人が思考放棄に陥り騙されることや一部の人がそれなりの真相を見つけ出しても有効な対抗手段を採れないことに“快感”を覚えるのです。
ひとのバカぶりや無能ぶりを見るのがたまらなく好きな連中なのです。
また、9・11空爆テロの“真相”を知っている人たちについては、その上で味方に付くものと正義感に燃えて反抗するものをふるい分けたいとも思っているでしょう。
「米国とイスラエルに逆らう非白人どもを皆殺しにしてしまいたい」というだけではなく、「今現在は表立っている存在である米国とイスラエルに逆らう白人も皆殺しにしてしまいたい」と思っています。
米国やその他の「文明諸国」で進んでいる「対テロ取締法」や「有事対策」の最大の標的は“内なる敵”です。
>「文明の800年周期説」があるようですが、圧倒的な富の蓄積と軍事・経済力にも
>関わらず、西欧文明の耐用年数が切れつつあるようです。今世紀中に。西欧文明は終
>焉するのかも知れません。その次に来る文明の形はまだ良く見えませんが。
イデオロギー(宗教)的経済的に乗っ取られた西欧の地に築かれた文明があることは認めますが、「西欧文明」というものがあるとは思っていません。それどころか、ネイティブな西欧文化は踏みにじられたと考えています。
だからこそ、600年にもわたる「異端審問=魔女狩り」が展開され、幾多の革命も起こったと思っています。
西欧の先住民も、アメリカ大陸の先住民ほどではないとしても、“強欲者”に尊厳と富を奪われた人たちだと考えています。今でも、西欧の多くの人は、「奪われた先住民」の血を受け継ぐものたちです。
文明というものにそれほど価値を認めていませんが、文明も、文化と同じで、人々の営みのなかで試行錯誤を通じて徐々に形作られていくものだと思っています。
想定した文明や自分の文明に人々を駆り立てるのは、共産主義や“近代文明”がこれまで見せてきた害悪でもわかるように、ろくな結果をもたらさないと考えています。
ただ、今現在は、耐用年数が切れた“近代文明”がしぶとく生き残り、世界全体をさらなる災厄のなかに引きずり込んでいく可能性があるとも思っています。
「圧倒的な富の蓄積と軍事・経済力」を持っているがゆえに....