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(回答先: ミラノ小型機衝突（新聞総合スレッド１） 投稿者 えーてる 日時 2002 年 4 月 19 日 11:44:53)
【ミラノ（イタリア北部）大木俊治】ミラノの中心部で１８日夕（日本時間１９日未明）、小型プロペラ機が３０階建て「ピレローネビル」（高さ約１３０メートル）の２５階付近に衝突し、少なくとも３人が死亡、６０人がけがをした。同国のスカヨラ内相は「機体トラブルで高層ビルに衝突したようだ」と話しテロ説を否定した。現場はミラノ中央駅近くの商業地区。航空当局は同日、事故原因の調査に着手した。
ＡＰ通信によると、この事故で確認された死者は操縦士とビル内にいた女性弁護士ら２人の計３人。ミラノの日本総領事館によると、事故に日本人が巻き込まれたとの情報はないという。
同機は午後５時１５分ごろ、スイス南部イタリア国境近くのロカルノを飛び立ち、ミラノ近郊のリナーテ空港に向かっていた。
事故が起きたのは現地時間の午後５時４５分ごろ。同機は約２０分間の飛行を経てリナーテ空港に着陸しようとした際、航空管制官から滑走路への誘導路から外れていると警告された。操縦士は管制塔に着陸装置の故障を無線で伝え、管制塔は空港の西側に移動するよう指示したが、そのまま北方に飛行した後、連絡が途絶えたという。
同機が「ビルに衝突する前に火を吹いていた」との目撃情報や「ビルを避けずに真っ直ぐ突っ込んだ」との証言もある。
ロイター通信などによると、事故を起こした小型機は「コマンダー１１２型」単発プロペラ機（４人乗り）。操縦士していたのはイタリア人男性ルイジ・ファスロさん（６８）、ほかに乗客はいなかったとみられる。操縦士はスイスの航空クラブに所属する飛行時間５０００時間のベテランだった。
ルナルディ建設運輸相は「事故調査陣はパイロットが心臓発作を起こしたか、機内に充満した煙に巻かれたと考えている」と話した。
このビルではふだん約１３００人が働いているが、事故当時何人いたかは不明。事故後、ビルから約２００メートル離れたミラノ中央駅は治安上の理由から閉鎖され、列車の運行も打ち切られた。
米国務省は「復活祭の休日（３月末）に、ミラノのほかイタリア国内の３都市がテロ攻撃を受ける可能性がある」と警告していたが、米高官は「ミラノにテロリストの攻撃が差し迫っていることを示唆する最新の情報はない」と話した。（毎日新聞）
[4月19日12時10分更新]
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