【エルサレム15日=当間敏雄】
イスラエル軍は15日、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマッラで、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの有力指導者、マルワン・バルグーティ氏(41)を逮捕した。先月29日に自治区侵攻作戦を開始して以来、逮捕者としては最も有力な指導者となる。
パレスチナ側が態度を硬化させるのは確実と見られ、パウエル米国務長官の調停への影響も懸念される。
バルグーティ氏は、アラファト・パレスチナ自治政府議長の率いるファタハの武装組織「タンジム」幹部で、議長後継者の1人とも目される側近中の側近。
(4月16日01:18)