(回答先: 【非常事態】ロシア軍に動きあり イスラエル攻撃準備 投稿者 地球防衛軍 日時 2002 年 4 月 04 日 16:31:11)
【モスクワ石郷岡建】
ロシア下院は3日、共産党など左派会派が占めていた7委員会から、事実上、左派系委員長を追放する特別決議を採択した。ジュガーノフ共産党委員長は「今後共産党など人民愛国勢力は権力に断固対決する野党勢力になる」との闘争宣言を発表した。
今回の決定では、99年の総選挙で勝利したプーチン政権支持の「統一」ら中道会派と共産党など左派勢力が結んだ、各委員長の振り分け方法などを定めた「包括合意」を見直し、(1)労働・社会保障政策(2)国家建設(3)産業・建設・科学技術(4)経済政策・企業活動(5)連邦問題・地域政策(6)教育・科学(7)農業政策の各委員会の左派系委員長を解任した。
採決結果は賛成251、反対136で、中道各派および右派改革勢力が全面賛成した。
ジュガーノフ委員長は「今回の決定は共産党に対する粛清行為だ」と批判。今後、人民愛国勢力は影の政府を樹立し、プーチン政権のすべての行動を批判すると述べた。
また、ジュガーノフ委員長は今回の決議の対象とならなかった文化・観光と社会合同・宗教組織の2つの委員長職も放棄すると発表した。
今回の提案は大統領府から出たといわれる。共産党の委員長が占める下院各委員会が法案の立案をボイコットし、改革路線の障害になっていたため、「包括合意」の見直しを下院に求めたとみられる。