(回答先: 「自治政府がテロ支援」の証拠発見と発表 イスラエル軍〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 04 日 17:49:25)
【エルサレム4日島田佳幸】
イスラエル軍は三日夜(日本時間四日未明)、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ナブルスへの侵攻を開始した。これで、イスラエルの軍事行動地域は西岸主要八都市のうち六都市にまで拡大した。
AP通信がパレスチナ人の目撃者の話として伝えたところによると、ナブルスを包囲していたイスラエル軍は戦車で砲撃を繰り返しながら、市街地に侵入。三百−四百台の戦車が至るところで配置につき、パレスチナ側が築いたバリケードを破壊している。
ナブルスはイスラム原理主義組織ハマスの拠点の一つでもあり、西岸最大の都市。西岸主要都市のうちイスラエル軍が入っていないのは、ヘブロンとエリコのみとなった。
イスラエル放送によると、イスラエル政府は三日、米国のジニ中東特使が要請した、ラマラで監禁中のアラファト・パレスチナ自治政府議長との面会を拒否した。欧州連合(EU)議長国のスペイン・アスナール首相もシャロン・イスラエル首相に電話し、アラファト議長との会談を求めたが、拒否された。
自治政府は三日夜、パレスチナ人にイスラエルとの長期戦に備えるよう求めた声明を出した。
一方、シリア軍が、レバノンに展開する約二万人をレバノン東部のシリア国境地帯に向けて移動させる兵力の再配置を始めた。シリアが支援するとされるレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラがここ数日、断続的に、イスラエル国境地帯のイスラエル軍陣地などに行った迫撃砲攻撃に関連した動きとみられる。
イスラエル側が航空機でレバノン内のシリア軍施設などに本格的な反撃を開始するのをかわす狙いがあるようだ。