(回答先: <核爆弾>ニクソン米大統領が北ベトナムに使用を検討 72年(毎日新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 3 月 01 日 16:10:13)
【ワシントン28日=永田和男】米国立公文書館は28日、1972年当時のニクソン大統領と側近らの会話を録音したテープ500時間分を公開した。再選に向け焦っていたニクソン氏がベトナム戦争の局面打開のため核兵器使用の意向を漏らしたり、同年5月のジョージ・ウォレス・アラバマ州知事銃撃事件の犯人が民主党の支持者であるかのように、でっちあげることを周囲に指示するなど、生々しいやりとりが明るみに出た。
ニクソン氏は72年4月25日、キッシンジャー補佐官に対し、ベトナム戦争では「核兵器を使いたいのだが」と相談し、補佐官が、「それはやりすぎだと思います」と反対。それでもニクソン氏は、「いやかね。物事でっかく考えようや」「(核で多数の死者が出ても)構いやしない」などと執着したが、キッシンジャー氏は最後まで同意せず、結局ニクソン氏も核攻撃案は引っ込めた。
一方、5月15日のハルドマン首席補佐官らとの会話でニクソン氏は、「(選挙戦の)状況を変えるため、もう少しうまくゲームを運べないかな」と切り出し、ウォレス知事銃撃事件の犯人を「(ジョージ・)マクガバンと(エドワード・)ケネディの支持者だったことにしろ」と指示。「すぐ発表するんだ。動かざる証拠を見つけたとでも言えばいい。記録なんかねじ曲げろ」と声を荒らげて民主党の有力2氏追い落としの宣伝に取りかかるよう促した。(読売新聞)
[3月1日13時21分更新]