(回答先: パレスチナ情勢が緊急議題 イスラム諸国会議テロ特別会合 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 4 月 01 日 18:59:55)
04/01 16:53 自爆テロめぐり意見対立も イスラム諸国のテロ会合 外信45
【クアラルンプール1日共同】マレーシアのマハティール首相は
一日、クアラルンプールでのイスラム諸国会議機構(OIC)のテ
ロ問題に関する特別外相会合の開幕演説で、イスラエルによるパレ
スチナ弾圧を非難する一方で、パレスチナ人による自爆攻撃もテロ
だと明言した。
これに対し、パレスチナ解放機構(PLO)のカドウミ政治局長
は、自爆攻撃には「(イスラエルによる)国家テロ」という理由が
あり、テロリストとみなすべきではないと記者団に語り、異論を唱
えた。
各国代表は同日の討議で、イスラエルを非難する声明を全会一致
で採択したが、今会合の主要議題のひとつである「テロリストの定
義」をめぐっては意見の相違があることが浮き彫りとなった。
マハティール首相は「テロリスト」と「自由の戦士」の区別が重
要だとした上で、テロとは「民間人への攻撃」だと定義。米中枢同
時テロ、イスラエル軍の民間人攻撃、パレスチナ人の自爆攻撃など
はすべてテロだと主張した。
首相はまた、開幕演説後、記者団に対し、米国はテロとの戦いを
主導する一方で、イスラエル政府によるテロ行為を支援していると
指摘。「こうしたあいまいな『二重基準』の下では、世界が反テロ
で団結するのは困難だ」と述べ、米国に対しても非難の矢を向けた
。
(了) 020401 1653
[2002-04-01-16:53]