(回答先: イスラエル、妥協なき戦争宣言〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 01 日 16:02:01)
【ワシントン中島哲夫】
イスラエルのシャロン首相は31日、米CBSテレビの番組で、米国がアラブ諸国指導者らとの中東和平協議を主導するなら、イスラエルも参加するとの意向を示した。
シャロン首相は番組の中で、アラファト・パレスチナ自治政府議長について「和平への主要な障害」としたイスラエル国民向けの演説を踏まえ、「これ以上、交渉する必要があるとは思わない」と述べた。
アラブ連盟首脳会議が28日、全占領地からの撤退と引き換えにイスラエルとの「正常な関係」を結ぶという包括的中東和平案を採択したが、これに関連し、シャロン首相は番組の中で、ブッシュ大統領が同和平案を協議するため、アラブ諸国とイスラエルの指導者を招請した場合、参加するか、との質問に「もちろんだ」と明言した。だが、和平案の内容について「重要だが、細部を検討しなければならない」とも述べた。
これらの発言はアラファト議長を排除しつつ、和平プロセスを進展させようとの思惑を反映したものと言える。