(回答先: パレスチナ議長、米国務長官に国際的な保護を求める[ラマラ31日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 01 日 10:23:33)
【カイロ=松尾博文】
イスラエル軍は31日夜、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区カルキリヤに侵攻、制圧した。自治政府議長府があるラマラに続き、自治区の他都市へ軍事作戦を拡大し始めた。イスラエルのシャロン首相は同日国民に向けて演説、アラファト自治政府議長を「自由世界の敵」と呼び、「テロと徹底的に戦う」と述べた。
イスラエル軍はカルキリヤへの電気や水の供給を停止、その後戦車や装甲車など60両以上が市内に突入した。衝突は起きていない。
軍参謀本部のエイランド少将は「作戦はテロリストの侵入を防ぐためにパレスチナ自治区を広範囲に支配することが目的」と語り、作戦を拡大する方針を認めた。
また軍は自治区の中心都市であるラマラを軍事地域に指定した。同地域で活動中の外国人や報道陣に退去を命じ、議長に面会した外国人活動家ら10人以上を拘束した。アラファト議長の監禁は依然続いている。