(回答先: Re:主犯は「米国の権力機構」だと思っています 投稿者 あっしら 日時 2002 年 3 月 13 日 22:51:52)
あっしらさん。ていねいなレス有難うございます。色々なテーマに積極的に発言しておられ、感服します。
9.11アタックを巡る”闇”は本当に深そうです。まあねケネディ暗殺をはるかにしのぐ衝撃的事件だけに、当然とも言えますが。
「超陰謀」とか、徳間書店が出している一連の「陰謀暴露本」(とんでも本)には、米国が全体主義国家になる計画がある、とか、各州にこっそり強制収容所が作られている、とか、夜中に真っ黒で無音のヘリが飛来して、反政府的言動をしている人間をこっそり拉致している、とか、UFOでも登場するMIB(マンインブラック)が、国家機密を漏らしそうな奴を統括して回っている、とか、ナチ時代のドイツかスターリン時代の旧ソ連のようなことが、今の米国でも起きている、というようなことが色々、列挙されていたことを思い出します。当時は「一種の被害妄想だろう」と思っていました。数年前には、こういう話を集大成したような映画「陰謀のセオリー」(原題はコンスパイラシー・テオリー、主演はメルギブスンとジュリアロバーツ)も作られ、こういう本や映画が作られる国は警察国家とは言えない、と思いました。しかし、9.11アタック後の米国は、こうした状態にどんどん近づいているようです。警察国家化に米国民はいつまで我慢しているのでしょうか。
ただ、米国を全体主義国家に変える陰謀のリーダー(表向けでも)としてはダブヤは役不足でしょう。名前は忘れましたが、KKKの元幹部で、一時、共和党から大統領選に出ようとしたハンサムな極右のあんちゃんとか、オリバーノースとか、ポインデクスターとか、シーコード(イランコントラの主役たち)とか、もっとごついタマがいそうです。ブッシュパパの時の副大統領、あのロバート・レッドフォード似のハンサムガイもダブヤよりはずっと「大物のワル」という感じでした。
ダブヤは何となく、1950年代のアカ狩りの”ヒーロー”だったマッカーシーを思い出させます。核戦争の恐怖に米国民が押し潰されようとしていた50年代に、マッカーシーは、単に若い頃、少しマルクスボーイだったに過ぎないオッペンハイマーらをつるし上げ、チャップリンを始めとした多くのハリウッド関係者も欧州へ逃げました。「エデンの東」で有名にエリア・カザンは、多くの監督、俳優をアカとして売り、レーガンも俳優組合の委員長として、アカ狩りに便乗して知名度を上げました。しかし、ある日、突然、議会でのディベートで「デマゴギスト」の正体がばれ、失脚しました。ダブヤは大統領ですから、マッカーシーよりははるかに強大な権力は持っていますが、アタックの陰謀の暴露かエンロン疑惑りの露呈などで、ある日、突然、表舞台から消えるような気もします。希望的観測かも知れませんがね。