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【エンロン、UNOCAL、タリバン、CIA、ブッシュ、チェイニー・・・】 投稿者 Tt8vpKkm 日時 2002 年 3 月 09 日 23:15:07:

(回答先: 【NYテロ:自作自演を疑う声は、米加国境まで迫っている。何も知らない無知蒙昧は、米国人と日本人だけ。】 投稿者 シナリオ通りってことで 日時 2002 年 3 月 09 日 20:22:51)

エンロンとUNOCAL、タリバンを結ぶキーワードはインド、ボンベイそばのDabholの発電所。このプロジェクトが始まったのは1992年。枯渇するインドエネルギー供給のためのビッグプロジェクトで、1997年に完成を見込んでいたもの。
 当初、このプロジェクトはインドの消費者に負担できるレベルではないと世銀からもコスト高を警告され、エンロンもそれを認めつつも、「次のフェイズ」には採算が取れるようになると。他の電力ソースより700倍の割高。
 そんな中、96年、クリントン政権時のアメリカでアフガン経由のUNOCALパイプラインの話が真剣に検討されるように。これには勿論エンロンも関与。
「In 1997, Enron announced that it was going to spend over $1 billion building and improving the lines between the Dabhol plant and India's network of gas pipelines.」
 パイプラインのインド支流です。(画像参照)

これによりどうなるか。そうです、超安いLNGがインドの電力プラントに30年、ないしはそれ以上届けられることになるのです。この時には、むしろパキスタンの海岸に抜けるパイプラインの方が支流でさえあったような感さえあるところですが、ともあれ現在本流のパキスタン経由のパイプラインとて、投資者となるエンロンにはLNGの最大消費国、日本、韓国が目に見えていたわけです。(UNOCALのプロジェクトには伊藤忠も関与)
 そこに関与してくるのは、タリバン。以降ここにぶらさげている【UNOCALタイムライン】あたりを確認してもらいたいのですが、97年タリバン訪米時にはクリントン政権の職員も面会。98年にアフリカ、ケニア、タンザニアでアメリカ大使館が爆破される事件がありましたが、昨年までしっかりタリバンに対する援助を続けた理由はそんなところにあるわけです。
 そして政権変わってブッシュ。エンロンとブッシュの関連は、言うまでもありません。その頃、インドのプラントでは様々な問題が発生。強制労働、環境破壊、給料未払い、そんなところで、ヒューマンライト・ウォッチなりアムネスティーから告発されるような状況。ブッシュが大統領になってほどなくコントラクターの労働者は給料未払いに腹を立てて仕事から手を引く事態に。プラントは「97%完成」という状況でストップ。
 そして、そこにチェイニーが登場。ケン・レイを会ったのは昨年の2月22日。チェイニーはパイプラインのコンストラクター、ハリバートンの元会長であるわけですから当然チェイニーお得意の「力業」が発揮され、昨年6月にはインド野党のリーダー、ソニア・ガンジーから670億ドルのエンロンの借金回収を助けたりしたそうな。
 エンロンにはCIAも関与しており、8年間にわたって、少なくとも20人のCIA職員に給与の支払いを行い、そうしたCIA職員は外国企業の情報と情報活動のノウハウを教授。その時にはエシュロンも用いられる。
あれこれ弱みをちらつかせつつチェイニーは「我が政府は、エンロンとそちらが契約しないと、まことにもってハッピーではない」と・・・。
 プラント建設推進にあたって、CIAとトレーニングされたエンロン職員のインサイダー情報が役立ち、まさにそれがダボール市民の意向に背いての建設を可能にした、とは退職したCIA職員の声。
 チェイニ−がインド政府に対して圧力を加えたのは、昨年の8月のこと。『Bin Laden: the Forbidden Truth』によれば、8月にもアメリカ政府はタリバンとも会談。そしてタリバンとアメリカの最後の会談は8月2日。あのザイーフ大使とChristina Roccaのイスラマバードでの面談。アメリカはタリバンに対して今まで行なった援助額を示す。レイが出した最後のEメールは8月27日。時同じくしてタリバンは国際赤十字の拘束されている外国人援助団体の面会許可。しかし、状況は暗転。タリバンは国内インフラ整備と国内向けのパイプライン開放を要求。かねてより、タリバン攻撃を計画していたアメリカは、「ゴールドのカーペットをしくか、爆弾のカーペットをしくか」と。
 一方レイはインドのプラントの販売、つまり最後のカードを見せるまでに。が、満額希望のエンロンとインドで折り合いつかず。
 911発生。
 その頃エンロンは未だインドの件で葛藤、9月14日にはインド政府を再び恫喝。本人曰く、「アメリカの法律に基づく」と。しかし崩壊に向けての一本道。
 そして崩壊。
 チェイニーがGAOから訴えられたのは今年2月。アメリカ政府はインドの件を覆い隠すために、Dabhol Working Groupなるものを設置した模様。
「ホワイトハウスは外交方針をエンロンの意向に沿うよう行なっていたことを隠しているのだろうか。ブッシュ政権はエンロン崩壊を8月より前に知っていたのだろうか。もしそのいずれかであるなら、アメリカ史上最大の倒産であるこの事件はアメリカ史上最大の政治スキャンダルに結びつくかもしれない」(The Enron-Cheney-Taliban Connection?の最後の言葉)

The Enron-Cheney-Taliban Connection?
http://www.alternet.org/story.html?StoryID=12525

Enron-FedGov Corruption: CIA Used in Int'l Corporate Espionage, Racketeering!
http://www.freeworldalliance.com/newsflash/2002/02newsflash0273.htm

Enron in India
http://www.guerrillanews.com/human_rights/doc299.html

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