(回答先: イエメンにも米軍派遣へ アルカイダ対策で600人 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 3 月 02 日 18:53:23)
03/02 00:09 対テロで緊密な協力示す 米軍受け入れのイエメン 外信123
【カイロ1日共同】米軍部隊受け入れに踏み切ったイエメンのサ
レハ大統領は、昨年の米中枢同時テロ直後からウサマ・ビンラディ
ン氏のテロ組織アルカイダ壊滅に向け米国と緊密に協力する姿勢を
示してきた。
同国では二○○○年十月、アデン港に停泊していた米ミサイル駆
逐艦コールが海上から近づいたアルカイダとみられるグループによ
って爆破される事件があり、米・イエメン両当局は今も国内潜伏中
とされる実行犯の行方を追っている。
昨年十二月には首都サヌア北東部の山岳地帯でイエメン軍特殊部
隊がアルカイダメンバーをかくまっているとみられる集落を本格攻
撃。この際は米国の情報提供があったとされる。
イエメン政府はまた、過激なイスラム原理主義の温床となってい
る国内のイスラム神学校への締め付けを強化。多くの神学校の閉鎖
を命じる一方、今年二月にはイスラム教国からの留学生ら百人以上
を強制帰国させた。
米国の意向に沿った措置であることは明らかで、いわゆるイスラ
ム過激派学生の養成基盤は次第に狭められている。
ただ、アラブ諸国の中でも同国は今も伝統的な部族支配の倫理が
強く、アルカイダの残党が潜伏しやすい条件が残っている。サレハ
大統領は一日、アルカイダ掃討作戦はあくまでイエメン軍が独自に
行い、外国の軍隊の力は借りないと表明。保守的な国内世論への配
慮をみせている。
(了) 020302 0009
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