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(回答先: 本州北部太平洋岸の大津波、30年内20%の確率 投稿者 yomiuri 日時 2002 年 8 月 01 日 10:11:16)
三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について
地震調査研究推進本部は、「地震調査研究の推進について −地震に関する観測、測量、調査及び研究の推進についての総合的かつ基本
的な施策−」(平成11年4月23日)を決定し、この中において、「全国を概観した地震動予測地図」の作成を当面推進すべき地震調
査研究の主要な課題とし、また「陸域の浅い地震、あるいは、海溝型地震の発生可能性の長期的な確率評価を行う」とした。
地震調査委員会では、この決定を踏まえつつ、これまでに、海域に発生するプレート間大地震(海溝型地震)として、宮城県沖地震及び
南海トラフの地震について長期評価を行い、公表した。
今回、引き続き、海溝型地震である三陸沖に発生する地震を中心にして、三陸沖から房総沖にかけての地震活動について、現在までの研
究成果及び関連資料を用いて調査研究の立場から評価し、別添 (pdf 1,122KB) のとおりとりまとめた。
なお、今回の評価は、現在までに得られている最新の知見を用いて最善と思われる手法により行ったものではあるが、データとして用い
る過去地震に関する資料が十分にないこと等による限界があることから、評価結果である地震発生確率や予想される次の地震の規模の数
値には誤差を含んでおり、防災対策の検討など評価結果の利用にあたってはこの点に十分留意する必要がある。
図の目次
図1 三陸沖北部から房総沖の評価対象領域
図2 三陸沖北部の想定震源域の位置
図3 微小地震の震源分布等に基づくプレート境界面の推定等深線図
図4-1 三陸沖から房総沖にかけての震央分布及び断面図及びプレート境界の位置(その1)
図4-2 三陸沖から房総沖にかけての震央分布及び断面図及びプレート境界の位置(その2)
図5 三陸沖から房総沖にかけての主な地震と主な震源域(地震調査委員会,1999)
図6 1968年5月16日の十勝沖地震の各種震源モデル
図7 1856年8月23日,1931年3月9日,1968年5月16日の十勝沖地震と1896年6月15日の明治三陸地震の各種震源モデル
図8 1968年5月16日の十勝沖地震の余震分布(気象庁資料)
図9 1968年5月16日の十勝沖地震の震度分布と津波波高分布(地震調査委員会,1999)
図10 1856年8月23日の安政十勝沖地震の震度分布と津波波高分布(羽鳥,1973)
図11 1763年1月29日の宝暦十勝沖地震の震度分布と津波波高分布(羽鳥,1975b)
図12 1677年4月13日の延宝十勝沖地震の震度分布と津波波高分布(羽鳥,1975b)
図13 1933年3月3日の昭和三陸地震と1896年6月15日明治三陸地震の震度分布(地震調査委員会,1999)
図14 1933年3月3日の昭和三陸地震の津波波高分布(地震調査委員会,1999)
図15 1896年6月15日の明治三陸地震の津波波高分布(地震調査委員会,1999)
図16 1611年12月2日の慶長三陸地震の津波波高分布と震度分布(羽鳥,1975b)
図17 1897年8月5日の三陸沖南部海溝寄りの地震の震度分布(中央氣象臺,1897)
図18 1793年2月17日の三陸沖南部海溝寄りの津波波高分布と震度分布及び1793年2月17日と1897年8月5日の波源域(羽
鳥,1975b)
図19 1793年2月17日の地震の震度分布と津波の状況(地震調査委員会,2000)
図20 1938年の一連の福島県東方沖地震の震度分布(羽鳥,1976a)
図21 1938年11月5日の福島県東方沖地震の波源域(羽鳥,1976a)
図22 1677年11月4日延宝房総沖地震の津波の高さ(羽鳥,1975a)
図23-1 バックスリップモデル(Nishimura et al.(2000), Ito et al(2000).)
図23-2 バックスリップモデル(El-Fiky and Kato(1999))
図24-1 東北地方の最近のGPS水平変動ベクトル図(国土地理院資料)
図24-2 東北地方の最近のGPS上下変動ベクトル図(国土地理院資料)
図25-1 三陸沖から房総沖の震央分布図(1923年以降)(気象庁資料)
図25-2 領域a(三陸沖北部)及び領域b(三陸沖中部)の地震活動(気象庁資料)
図25-3 領域c(宮城県沖〜三陸沖南部海溝寄り)及び領域d(福島県沖)の地震活動(気象庁資料)
図25-4 領域e(茨城県沖)及び領域f(房総沖)の地震活動(気象庁資料)
図25-5 領域g(三陸沖北部から房総沖の海溝寄り)の地震活動(気象庁資料)
図26 BPT分布モデルによる三陸沖北部のプレート間大地震の30年確率の時間推移
図27 BPT分布モデルによる三陸沖南部海溝寄りのプレート間地震の30年確率の時間推移