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本州北部太平洋岸の大津波、30年内20%の確率
政府の地震調査委員会は31日、日本海溝付近で海のプレート(岩板)が陸のプレートの下に沈
み込むのに伴って起こる地震などの発生確率を評価し、公表した。
日本海溝付近でマグニチュード(M)8クラスの大地震が発生すると、体に感じる揺れが小さく
ても、三陸沖北部から房総半島の太平洋沿岸が大津波に襲われる可能性が高い。同委員会はこのタ
イプの地震が起こる確率を、今後30年以内に20%、10年以内なら7%と評価。この地域を震
源とする大地震は過去400年間に3回起き、1896年の「明治三陸地震」の際は最高38メー
トルの大津波で約2万2000人が死亡、1611年は約5000人が死亡した。
同委員会はこのほか、日本海溝より陸側の部分で起こる地震についても評価。1968年に十勝
沖地震が発生した三陸沖北部では、M8・0規模の地震が今後30年以内に最高5%、M7・1―
7・6規模なら90%の確率で起こるとした。
宮城県沖については既に同委員会が「M7・5前後の地震が今後30年以内に98%の確率で発
生」との評価を発表しているが、それより海溝寄りの三陸沖南部でM7・7前後の地震が最高8
0%の確率で起こるとした。福島県沖でM7・4前後の地震が7%、茨城県沖ではM6・8前後の
地震が90%の確率で発生するとした。(読売新聞)