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米国で大流行している西ナイルウイルスの侵入を防ごうと、厚生労働省は4日、米国から輸入した血漿(けっしょう)を原料にして国内で製造されている血漿分画製剤の安全確認をするよう、製薬会社に指示したと発表した。米国で輸血による感染例があることから、念のため確認する。
同剤は重症の感染症や、やけどなどの治療に使われる。西ナイルウイルスは製造工程で不活化されると考えられているが、米疾病対策センターが安全確認することを決めたことから、同省も確認を決めた。
西ナイルウイルスは蚊などが媒介する。日本での感染報告はない。日本赤十字社は1日以降、過去1カ月以内に海外から帰国して発熱などの症状がある人からは採血しないようにしている。昨年、空港や港で約1万7200匹、今年もこれまで約1万300匹の蚊を捕まえて、ウイルスを持っているか調べたが、すべて陰性だったという。今後調査を強化する。
厚労省は近く、西ナイル熱の診断・治療指針を作成し、全国の医療機関に配布する。
また、厚労省の呼びかけで農水、環境、外務、国土交通の5省による連絡会議が4日開かれ、連携して防止策に取り組むことを確認した。 (22:13)