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高圧送電線や一部の家電製品から出る超低周波電磁波が多い環境で暮らす子供は、白血病の発症率が2倍以上になることが、国立環境研究所と国立がんセンターなどが実施した全国調査の中間解析で、24日までに明らかになった。
調査は1999年度から、科学技術庁(当時)が3年計画で進めた、電磁波と小児白血病の関係を調べる国内初の全国規模の疫学調査。倍増したのは、電磁波強度が通常の4倍以上の特殊な環境だが、健康影響が否定できなかったことで、電磁波低減対策やガイドライン制定が迫られそうだ。
調査対象は15歳以下の子供で、健康な約700人、白血病患者約350人の子供部屋の電磁波を1週間測定。さらに家電製品の使用状況、部屋から屋外の送電線までの距離、家庭全体の電磁波の強さの平均値などを加え統計処理した。
その結果、低周波電磁波が日常生活の平均値0.1マイクロテスラ以下を上回る、0.4マイクロテスラ以上になると、発症率が少なくとも倍増することが分かった。最終結果は年内にも出る予定。また、子供の脳腫瘍(しゅよう)発症への影響も解析している。〔共同〕 (12:17)