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長期投与の危険性が判明 閉経期のホルモン補充療法 共同全文 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 7 月 10 日 17:58:41:

(回答先: 長期投与の危険性が判明 閉経期のホルモン補充療法【ワシントン9日共同】 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 7 月 10 日 12:51:01)

07/10 10:56 長期投与の危険性が判明 閉経期のホルモン補充療法 外信27

 【ワシントン9日共同=井田徹治】閉経期前後の女性に女性ホル
モンを投与するホルモン補充療法は、長期的にはかえって乳がんや
脳卒中などの危険を高め、効果よりも害の方が大きいことが米国立
衛生研究所(NIH)の調査で判明し、NIHは九日、米国で進め
ていた臨床試験を急きょ中止したと発表した。         
 動脈硬化や骨粗しょう症予防のほか、更年期障害の症状軽減効果
があるとして、日本でも近年、ホルモンの投与を受ける女性が増え
ており、今後、その是非が議論になりそうだ。         
 NIHの専門家は記者会見で「(更年期障害の軽減など)短期的
効果のためならば、利点はリスクより大きいが、病気の予防目的な
どで長い間投与を受け続けることは、再考を要する」と指摘した。
 NIHは一九九三年から九八年まで、五十―七十九歳の女性約一
万六千人を二つに分け、一方にはエストロゲンとプロゲスティンと
いう女性ホルモンを、一方には偽薬を与えた。         
 その後の追跡調査で、補充療法を受けたグループでは、骨が弱く
なることによる骨折の発生率が減ったものの、脳卒中の危険性が4
1%、乳がんの発症率が26%増加。心臓発作を起こす比率も29
%増えるなど、メリットよりも害の方が大きいとの結論に達した。
 この療法は、ほてりや手足のしびれなどの更年期障害の症状緩和
のほか、血中のコレステロール値を下げることで動脈硬化を予防、
骨粗しょう症の防止効果もあるとされてきた。         
 米国では六百万人の女性が、欧州では更年期後の女性の20―3
0%が、この治療を受けているとされる。日本ではまだ2%弱と少
ないが、近年、投与を受ける人が増加。個人輸入代行業者が米国で
栄養補助食品として売られているホルモン剤をインターネットで販
売するなどしている。                    

(了)  020710 1055              
[2002-07-10-10:56]

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