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経営破綻(はたん)したエネルギー卸売り大手エンロンが、複数の手法で電力の卸売価格をつり上げ、00〜01年に起きたカリフォルニア州の電力危機を助長した疑いが濃厚になった。米連邦エネルギー規制委員会(FERC)が同社の内部文書を入手し、6日公表した。内部文書の公表を受け、同州選出の上院議員らは、米司法省に刑事事件としての捜査を始めるよう求める方針だ。
文書によると、エンロンはカリフォルニア州内で適用された卸電力の上限価格制度を悪用。州内で安めに買った電力を、5倍近い高値で州外に売り抜けるなどし、巨額の利益を上げたという。また、同社は州当局に虚偽の需給計画を報告し、実際には余っている電力を州側に高値で買い取らせることもあった。
ただ、この文書によると、他のエネルギー各社も似たような手法で電力、天然ガスの価格をつり上げていたという。
エンロンは電力危機で専門家から疑惑が指摘された際、「カリフォルニア州の規制緩和が不十分なうえ、発電能力の不足や干ばつなどが重なったことが危機の原因」とし、価格高騰への関与を全面的に否定していた。(22:03)
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企業価値の最大化がもたらす、負の部分も大きい。