(回答先: 対主要通貨でドルに下落圧力、米国からの資金流出観測背景に=市場筋[東京25日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 25 日 15:50:11)
この問題については、グリーンスパンFRB議長も、オニール財務長官も、いろいろ考えているだろう。
日本の銀行の店頭でも、外貨預金(1千万円以上)の金利は、ドルの3%に対してユーロは4%である。
ニューヨーク株式市場も、今日は10,000ドルぎりぎりまで下落してきた。
貿易収支の赤字も減らないし、米国政府債務も6兆ドルに迫りつつある。
しかし、ブッシュ政権は、「対テロ戦争」を名目にした「大対イスラム戦争」を推し進めているので、この段階で米国債の利払いでもデフォルトは宣言できないだろう。
80年代以降、「プラザ合意」という紆余曲折があったとは言え、米国経済は、“ドル高”&“高金利”に支えて生き延びただけでなく繁栄まで謳歌してきた。
こうなれば、「先のことはままよ」とばかりに金利引き上げ政策を採るしかないだろう。
金利引き上げと政府債務上限の引き上げで、米国債問題は、とりあえず先送りできる。(ただ、先送りできるだけ)
そして、予定通り、株式市場は、金利引き上げにイヤ気をさしてさらに下落する。
FRBは、“景気回復”以外の金利引き上げ名目が出てきて万々歳といったところか...
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[参考書き込み]
『米国の「デフォルト宣言」→新世界通貨体制』
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/237.html
『【経済問題を認識する視点】『世界同時大不況』を歓呼の声で迎える人たち』
http://www.asyura.com/2002/bd17/msg/534.html
『【米国経済の崩壊過程】米国企業の第1四半期実績が“思わぬ”不調』
http://www.asyura.com/2002/hasan8/msg/753.html