(回答先: 近未来シミュレーション・2007年「合衆国日本州」誕生す〜水木 揚〜破産した日本の選択肢はアメリカによる「吸収合併」だけだった(文芸春秋2002年5月号) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 10 日 17:17:07)
日本問題の『最終的解決』のスキームとしては、いぜん財政拡大論者の方が韋駄天・阿修羅等でおっしやっておられた、国民の資産は国家の負債であり、国レベルでみれば公的セクターの債務うんぬんは存在しない・・・という説を日米関係にまで拡大したものだ、と言えばいいでしょうか。
私は決してこのような結末を迎えることを支持するものではありませんが、借りたカネを返さないという見本を国家が示さなくなったとき、国民や法人はそれを真似ますから、強烈なモラルハザードが発生し(もう既に発生しているが・・・)、社会は崩壊しや国際ルールは意味を失います。
そうなった場合、資産と負債の相殺と、モラトリアムが日本国内だけの問題で済むという保証はどこにもありません。
最悪の場合、アメリカの対中国の長期戦略というスキームにも絡む話ですが、このシュミレーション(私はこの記事はアメリカのさるシンクタンクの意を受けての「観測気球」である可能性があり得ると思っていますが)どうりの結末を迎える可能性は否定できないと覚悟しておく必要があります。