(回答先: 日立の早期退職9千人も応募、予想の2.3倍〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 09 日 11:45:17)
日立製作所と東芝が3月末で締め切った早期退職優遇制度で、両社は8日、予定していた募集人員をはるかに上回る応募があったことを明らかにした。日立は4千人の予定が9千人に、東芝は5千人の予定が8千人になった。退職金の積み増しなどが応募の急増を招いた。電機業界では松下電器産業で、自動車ではマツダや三菱自動車などで予定以上の応募があり、モノづくりの大どころからの人離れが加速している。
日立の早期退職優遇制度に応募した9千人の内訳をみると、不振の半導体事業を抱える電子デバイス部門からが最も多く2600人だったが、日立の中核事業である情報通信システム部門からも、機器製造従事者を中心に2100人応募があった。これまで日立は6月末までに、国内1万5100人の人員削減を実施する計画だったが、5千人の応募増に合わせ、国内削減数を2万100人に「上方」修正した。
一方、東芝はこれまで早期退職優遇に当たる自立自営支援制度の適用者を5千人予定し、グループで計1万8800人のリストラを計画していたが、3千人の応募増に対しては、転籍を減らすなど調整し、全体の削減枠は崩さない方針だ。