(回答先: 特別検査は1.9兆円 金融庁の特別検査結果明らかに(朝日新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 4 月 09 日 11:12:59)
金融庁が12日発表する予定の特別検査の全容が明らかになった。大手銀行の不良債権処理に伴う損失額は昨年9月時点で想定した規模(6兆5000億円)よりも合計で約1兆9000億円拡大する。追加損失のうち9割近くに上る約1兆7000億円が建設、不動産、流通、ノンバンクの4業種向け債権が占める。金融庁は不良債権の処理後も十分な自己資本を確保できると判断している。
柳沢伯夫金融担当相は8日午後、首相官邸で小泉純一郎首相、福田康夫官房長官と個別に会談し、特別検査の公表方法などを巡り意見交換した。特別検査の概要もその場で伝えた。金融庁は12日夕、大手行の集計値として不良債権処理に伴う追加の損失額などを正式に公表する。今回判明した結果の全容によると、特別検査の対象企業数は149社。株価や格付けといった市場の評価が著しく悪化した残高100億円以上の大口融資先だ。このうち建設、ノンバンクなど「不振4業種」で98社に上る。