財団法人・東日本不動産流通機構が8日、発表した調査によると、首都圏で2001年度に取引された中古マンションの平均取引価格が2000万円を下回った。新築マンションの価格低下などの影響を受けており、ピーク時の90年度の平均取引価格4520万円から、売れ筋物件は半額以下になっている。
調査は東京、神奈川、千葉、埼玉の物件を対象に実施した。2001年度の中古マンションの平均取引価格は、前年度を3・6%下回る1958万円で、11年連続で下落した。また、2000万円以下の物件が占める割合も、前年度より3・1ポイント上昇し、62・3%となった。
(4月8日18:27)