(回答先: Re: 首都圏の中古マンション価格、バブル期の半額以下に〔読売新聞〕 投稿者 武士 日時 2002 年 4 月 09 日 18:50:28)
武士さん、こんにちわ。
中古マンション価格に限らず、消費者向けの商品価格は、供給側(一般的には企業、不動産では売り主や仲介業者)の利益に適うよう、できるだけ高く設定されます。
マンションなどのように長期に価格が下落しているものは、“ぶっかけ”(それなりに斟酌はしているが)になりやすくなります。
新築マンションの場合は販売戸数が多いので、あまり“ぶっかけ”をしませんが、個別の販売である中古物件は、1人をダマせばいいので、それが通用してしまうこともあります。
“ぶっかけ”で売れないと、相対で価格を下げたり(売り主の売価意向との表示価格の差額範囲)、売り主と相談して表示価格そのものを下げていきます。
不動産業者は、できるだけ手数料を多く稼ぎたいという思いと早く成約させて手数料を手にしたいという相反する気持ちを持っています。
そのような“競争”と“淘汰”を経て、全体の水準が決まっていきます。
これは、賃貸物件でも同じで、買い手や借り手が強気で押せば、価格は下がっていきます。
みんながもっと強気で値引き交渉するようになれば、不動産価格はもっと下がると思います。