(回答先: 債務超過の金融機関に特融せず=ペイオフ後−速水日銀総裁(時事通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 4 月 02 日 21:36:17)
速水日銀総裁は、日銀特融の実施について、預保法102条の全債務全額保護の場合を除いて、行うことはない、と述べた。
衆院財務金融委員会で五十嵐委員(民主党)が、「日銀のバランスシートを毀損するような安易な特融があってはならない。また、かつてのように、(金融機関が)債務超過をごまかしてカネが出るようなことは回避すべきだ」と質した。
これに対して、速水総裁は、流動性危機に対しては、「万が一の場合には、政府の対応とあわせて、金融システムの安定を確保すべく、適切に対処していく」と述べ、特融発動の場合には、日銀のバランスシートの健全性についてその都度十分考えていきたい、と述べた。
そのうえで総裁は、4月1日以降破たん金融機関には預金保険機構が必要な資金を供給する仕組みになっているとしたうえで、「危機時の例外として、預保法102条に基づいて全債務全額保護の場合を除いて、特融を行うことはない」と述べた。
さらに、金融機関の自己査定の正確性・引当の適切さについては、「考査によって、厳正なチェックを行い、甘い査定ということにならないようにしていきたい」と述べた。