(回答先: 外資から酪農家を守った自民党農水族議員に拍手(エール)を送りたい 投稿者 毎日売国新聞 日時 2002 年 3 月 28 日 21:53:13)
平成12年8月19日・讀賣新聞朝刊、第一面に、「雪印 原料から毒素」と大きな見出しで記事が掲載されました。大阪市の保健所が記者会見をしましたので、どの新聞も同じ内容だと思いますが、30,31面にも関連記事があり、こちらの記事を読んでいると、毒素が集団食中毒の原因だとは書いていないが、普通の人には、原因であると誤解する記事になっています。 疑問に思ったことを書いてみます。 H12.08.19 夜
疑問点 その1
記事を読む限りでは、黄色ブドウ球菌が発見されたとは書いてありません。エントロトキシンA型が発見されたとのみあります。エントロトキシンA型は私は素人ですから、あれば、中毒を起こすのだなと思ってしまいます。例えば、青酸カリのような毒物のように、ある一定の量があれば、必ず、中毒を起こすのだと。となれば、おかしいことになります。北海道の大樹町で作られた脱脂粉乳に含まれたエントロトキシンで中毒を起こしたのであれば、大阪だけではなく、たの地域でも発生したはずである。と言うことになると、エントロトキシンはお大阪に到着してから、増えたことになる。また、大阪工場だけが、他の工場より、多くの脱脂粉乳を使って、製造したことになる。毒素が、かってに増えることはないから、(増えるかな?)、細菌が増殖を続けたことになる。そうであれば、細菌も検出されるはずである。
このように、考えるとこの思考の中に、間違った知識があるということになります。新聞はほぼ、間違いが無いような報道になっています。
そこで、疑問点2が生じます。
大阪でのみ大量に発生したのであれば、脱脂粉乳が原因と考えるのは、間違っているように思います。例え、発見しても、発表は新潮にされればいいのに、大阪市保健所は苦労されたのでしょう。早々、記者会見をして発表されました。保健所は何のために、原因を追求しているのかと言うと、本当の原因を突き止め、二度と同じ、過ちを繰り返さないようにするためだと思います。
そのように、考えますと新聞発表する前に、連絡するところは一杯あります。保健所はどこから、順番にされたのでしょうか。 私であれば、一番は、大阪府 次に、厚生省(原因が北海道であるだけに、他の府県に波及しないようにするには)、次は雪印本社、警察 と言うことになるでしょうか? そして、中毒を未然にふせぐ、方法を練るのが先決だと思います。最後に、報道関係でしょうか?
讀賣新聞には次のような記事があります。
雪印本社,西日本支社に大阪市からは連絡なく,夕方,報道機関からの問い合わせではじめて知ったとあります。
この記事で、雪印は教えてもらえなかったことが判ります。これでは、雪印は知らないで、脱脂粉乳を続けて使うことになります。少なくとも、同時に連絡があってもいいと思います。
大田美智雄名古屋大学教授のコメントとして、(脱脂粉乳の原料の)原乳が無菌的ということはあり得ないとし,脱脂粉乳の製造工程で菌が混入したのかもしれない。食中毒を起こすほどなのだから、脱脂粉乳はかなり汚染されていたのだろう。同じ脱脂粉乳を使っても、それをどれぐらいの濃度で製品化するかは工場ごとに異なり、他の工場の製品は、食中毒を起こすほどには、毒素が濃くなかったのだろう。 と掲載されています。
この通りだと思いますが、このコメントもよく読みますと、エントロトキシンで食中毒を起こしたことを前提に、何故、大阪で大量の中毒患者が発生したかの推測を述べておられます。
この疑問点を解決するには、私に知識が無さ過ぎますので、応援を求めました。後日報告します。疑問点、自分なりに、考えて下さい。原因かどうか、大阪市の保健所ですら、判らないとコメントしているのに、この記事では、大阪だけと違って、全国の消費者は不安になるのみです。発表した以上は正確な情報を報道して(何分、話が専門分野であるだけに)一般の人でも理解出来るように、説明すべきだと思います。
このように、報道関係に急いで、発表する必要があったのかと考えます。
平成12年8月20日
http://homepage1.nifty.com/o-mino/yukjirusi2.htm