(回答先: 首相とルービン氏、これ以上の国債増発は問題で一致(日経新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 3 月 20 日 16:40:00)
小泉純一郎首相は20日、来日中のルービン元米財務長官と首相官邸で会談し、日本の経済再生などについて意見交換した。不良債権処理を巡って、ルービン氏は「日本の金融システム改革と不良債権処理のスピードが遅い感じがする」と指摘した。
小泉首相は「そんなことはない。特別検査の結果に沿って不良債権処理を加速するが、企業を全部つぶすのではなく、再生できるものは再生させ、再生できないものは切るという考え方だ」と反論した。
首相は構造改革については「着実に進行している。何も進まないという米国など諸外国の論調があるが、そうではない」と強調。同時に「金融危機、3月危機が来ると言われたが、来なかった。これは必ず乗り越える」と当面の危機乗り切りに自信を示した。
金融政策ではルービン氏は「インフレ目標を導入すべきだ」と指摘。首相は「金融緩和は明確に進めている。明確なインフレ目標はないが、物価をプラスになるように誘導すべく金融緩和措置を十分に行っている」と説明した。