麻生太郎政調会長は18日夕、自民、公明、保守の与党3党が月内に策定し政府に提示する予定の追加的なデフレ対策について「月内にまとめる必要はない。予算が通るまでにきちんとしなければならないと思うが」と語り、当初予定の月内策定にこだわらない考えを明らかにした。2002年度当初予算の自然成立時期は4月4日。
麻生氏は「デフレ対策という名前の景気対策だ。(市場からは)第2弾、第3弾の対策への期待から株価が上がっている。年度後半に(経済が)どういう状況になっているかをよく考えておかなければならない」と語り、市場の期待に応えられる対策策定に意欲を示した。昨今の株価上昇については政府が打ち出した空売り規制が奏効しているとの見方を示した。党本部で記者団に語った。