(回答先: 金融相「金融検査、市場の目と結果の乖離なくす」(日経新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 2 月 15 日 18:40:40)
柳沢金融担当相は、銀行への特別検査で、銀行への公的資金注入や破たん処理といった事態は想定していない、と述べた。
衆議院予算委員会で、中塚委員(自由党)の質問に答えたもの。
”小泉首相から、銀行への特別検査結果をちゃんと公表せよという指示があったようだが、その指示には従うと受け止めていいのか”との質問に対して、柳沢金融担当相は、「風評のリスクがあり、われわれは検査結果の公表に関しては慎重だった。しかし、首相が重視されるように、不良債権処理に対する信頼の向上という側面もあり、われわれとしては、風評のリスクを避けながら、検査結果を公表するようにしていく」と述べた。
また、柳沢金融担当相は、銀行への特別検査について、「銀行が自己査定をやっている時に、リアルタイムで特別検査も入り、自己査定に反映させることが重要だ。そこは共同作業でやっていくことになるが、そのことで、銀行の自己資本比率を危うくすることはないと思っている」と述べた。
そして、柳沢金融担当相は、”特別検査によって銀行への公的資金注入が必要になったり、また銀行の破たん処理という問題が出てくることはないか”との質問に対して、「(特別検査の)事態は進行中だが、われわれは、そういう事態が出てくることは想定していない」と述べた。