塩川財務相は、民間設備投資が積極化しないと景気は回復しない、と述べた。
参議院予算委員会での答弁で述べたもの。
塩川財務相は、「もう少し民間設備投資を積極的にやってくれないと、景気は回復しない」と述べ、景気回復のためには、「経営者と政府が一体となった経済対策を相談する必要がある。官だけでは効果は出ない」と述べた。
また、塩川財務相は、「いま、需要拡大がやかましく言われるが、需要を拡大しても、供給側の体制が変わらないと在庫調整に終わってしまう」と述べ、研究開発など供給サイドの改革が必要だと強調した。さらに、「民間企業の改革がもう少し進めば、(経済は)離陸できると期待している」と述べた。
”来年度本予算成立後の需要対策をどう考えるか”との質問に対して、塩川財務相は、「本予算を早く成立させ、早く配分することだ」と述べ、来年度予算の早期成立と執行が重要との考えを示すにとどまった。