東京証券取引所が7日発表した2月第4週(25日〜3月1日)までの投資主体別売買動向(東京、大阪、名古屋3市場合計)によると、信託銀行は2月に入ってから約2757億円の大幅買い越しだった。東京市場は同月6日にバブル崩壊後最安値を更新した後、続伸しており、「政府の株価維持策(PKO)で、公的年金資金が信託銀行を通じて市場に流入している」との見方を裏付けた格好だ。
外国人投資家も、第4週には2週間ぶりに買い越しに転じ、買い越し額は約1138億円。生損保や長信銀・都銀・地銀は2月に計約3345億円売り越した。持ち合い解消売りなどが進んだとみられる。
[毎日新聞3月7日] ( 2002-03-07-19:43 )