(回答先: 「実質見送り論」が台頭 ペイオフ解禁で与党(共同通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 3 月 02 日 15:53:03)
自民党デフレ対策特命委員会の相沢英之委員長は一月末、東京都
内で柳沢氏に直談判した。
相沢氏「(四月以降に)破たんが起きたら即座に全額保護し、政
府は『今後の破たんにも特例を適用する』と宣言したらどうか」
柳沢氏「そんなむちゃなことはできない」
柳沢氏としては、ペイオフを「有名無実化」する特例の柔軟適用
は「金融機関のモラルハザード(倫理欠如)を助長するだけ」と判
断しているようだ。
しかし、自民党内では「役所は大丈夫と言うが、大丈夫でなかっ
た時にどうするかが問題だ」(麻生太郎政調会長)との金融行政へ
の不信感は根強い。
このため自民党のデフレ総合対策は「一○二条措置の発動で全額
保護が可能であることを明確にする」よう要請。保守党の緊急提言
でも「ペイオフを延期できない場合は、中小金融機関への影響を最
小限に抑えるため一○二条で実質的に全額保護する措置を講ずる」
と明記された。
自民党の堀内光雄総務会長は二月二十三日「どうしても(解禁を
)やるなら、預金保険法の特例を用いて、どういう事態が起きても
、政府は預金を全額保証することをはっきり表明すべきだ」と迫っ
た。
(了) 020302 1447
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