(回答先: 金融支援4百億円積み増し 普通株の減資幅は99% 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 2 月 23 日 19:14:43)
02/23 14:44 想定外で、株価波乱も ダイエー普通株99%減資 金融24
共同
ダイエー再建計画の最終案に普通株式の99%減資が盛り込まれ
た上、UFJなど主力銀行三行が債務の株式化の一部を普通株で行
う方向であることから、週明けのダイエー株価は波乱含みとなりそ
うだ。同社は株式価値の減少を抑える方法を模索するとみられるが
、減資幅の拡大を市場は想定していなかったためだ。
最終案によると、普通株の減資幅を当初案の50%から99%に
拡大する。普通株による資本金五百二十億円を約五億円とし、減資
分の約五百十五億円を欠損金処理やリストラ原資に充てる。減資だ
けなら株式価値にとって中立であるのは50%減資と変わらない。
資本金は減少するが、法定準備金なども含めた株主資本の総額も不
変だ。
ただ、主力三行が債務の株式化による増資で新たに普通株主とな
った場合、従来型の普通株発行だと議決権の面などで既存株主の権
利は目減りする。四月に施行される改正商法で議決権のない普通株
も発行できるようになるので、これを活用して株式価値の減少を抑
える方策も可能だが、ダイエーがどうするか今のところ不明確だ。
ダイエー株の二十二日の終値は百十八円。経営不安から年末には
六十九円まで売り込まれたが、小康状態を保っている。市場では、
減資幅拡大案に対する驚きや株式価値をめぐる不透明さから同社株
の値下がりを懸念する声も強い。
(了) 020223 1443
[2002-02-23-14:44]