(回答先: 神様サヨナラ!? FRB議長 米紙が「早期辞任説」 米経済、底打ちの兆し 就任14年超、3月76歳(西日本新聞) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 2 月 20 日 18:28:16)
グリーンスパン連邦準備制度理事会(FRB)議長の引退説が再び浮上している。米国で唯一の全国紙であるUSA TODAY紙の記事は早ければ今年か来年までに引退するのではないかと伝えている。裏付けになる確固たる証拠があるわけでもないが、金融緩和サイクルも終了したもようで景気回復の兆候が見られることからタイミングとしては今が理想的だと言っているフェド・ウォッチャーが何名かいるとだけ記している。もちろんアラン・グリーンスパン本人だけが知ることではあるが。(但しジャーナリストである夫人は知っている可能性があるが、秘密厳守であろうし)
議長の任期が長期にわたっていることから後任人事は市場にとって大きな関心事であるが、議長の統括力とあらゆる経済指標に対するミクロ分析に慣れている海外投資家にとってはなおさらだ。FRB議長としての任期は2004年6月をもって満了する。年齢も78歳となり、その年の大統領選挙の真っ只中となる。またFRB理事としての任期は2006年1月31日まである。議長は海外で高く評価されていることに加えて昨年の景気低迷期にとった積極的な政策から仮にあと4年任期延長を希望したとしても反対する者はほとんどいないであろう。
市場には2004年前に引退することによって大統領選の年の後任人事をめぐる議論を避ける狙いがあるとみる向きもある。もしそうだとすると2003年引退説が有力となり、また議長自身も予想される金利引き締めサイクルの大半を見届けることができる。 By David Ethridge (翻訳日:2月20日)