(回答先: 不良債権買い取り、「実質簿価」の案 与党3幹事長(朝日新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 2 月 20 日 00:21:12)
02/19 21:21 「実質簿価」買い取り検討 与党がRCC案受け入れ 政治66
共同
自民、公明、保守の与党三党幹事長は十九日午後、国会内で会談
し、帳簿上の債権額から貸倒引当金を差し引いた「実質簿価」で整
理回収機構(RCC)が金融機関の不良債権を買い上げる方式につ
いて、近く三党の政調会長を含めて検討することを決めた。
実質簿価方式は、昨年の金融再生法改正案づくりの際にもRCC
側の提案で浮上したが、買い取った債権を売却した場合の二次損失
の問題が出て見送られた経緯もある。柳沢伯夫金融担当相ら政府側
や三党政調会長も否定的な考えを示しており、与党案として合意で
きるか流動的だ。
幹事長会談にはRCCの鬼追明夫社長も出席し、「(時価で買い
取る現行法でも)買い上げ実績が少なく、二、三年以内に約十二兆
円の不良債権を処理するのはとても無理だ」と表明。これに対し、
三幹事長も改善策の必要性に一定の理解を示した。
昨年の検討時には、売却の際の二次損失が国民負担につながる可
能性を指摘されたため、今回は負担を金融機関側が負う方式を取り
上げる。この方式では「帳簿上のオフバランス(最終処理)になら
ない」との疑問も出たが、RCCは会計上の技術的処理で可能と説
明。与党側も「もう少し研究し、見極めたい。朝令暮改のそしりは
受けるだろうが、誤りであれば正すべきだ」と検討することにした
。
(了) 020219 2120
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